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静岡市清水区の根本改善の鍼灸院です。的確な診断技術から病の原因を突き止め治療をしていきます。

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静岡市清水区堂林二丁目21-12

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎を鍼灸で根本改善するための知識と治療法

アトピー性皮膚炎のつらい症状として、

かゆみが強く何度もかじってしまい、体中にキズができてしまう。
・寝ているときは無意識に引っ掻いて朝起きると出血している。かゆみのため眠りが浅い。寝た気がしない。
・顔面部などの人から見えやすい部分に症状があると、外出や人に会ったりすることが億劫になる。
・傷跡が気になり肌を出すことができない。
・人にどう思われているかを気にしてしまう。
・どんな治療法を試してもなかなか改善しない。
・ステロイドの副作用が気になる。
・治らないことで不安やストレスが強い。

など、
強いかゆみ、湿疹だけが辛いのではなく、精神的なダメージも強く受けている人が多く感じています。

そんなアトピーで苦しんでいる人へ、

アトピー性皮膚炎は、
薬に頼らなくても鍼灸で根本的に改善することができます。

どうしても皮膚の問題として捉えられていますが、
皮膚にこうした問題が起きているのは、

体内の乱れ(五臓六腑の乱れ)が原因です。

個人差があり改善までに時間がかかってしまう人もいますが、
体内の乱れを整えていくことで自然と正常な肌を手にすることが出来ます。

このアトピー性皮膚炎をどういった治療法で症状を寛解させていくのか、
東洋医学の考え方を交えて説明していきます。

アトピー性皮膚炎とは


まずは西洋医学的に説明しますと、アトピー性皮膚炎は、
よくなったり悪くなったりを繰り返すかゆみのある特徴的な湿疹を主症状とする疾患です。
本人または家族が、アレルギー性の病気(アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎、ぜんそく、結膜炎など)を持っていると起こりやすいとされています。

赤みのある湿疹、ジュクジュクとした水分の多い湿疹、ゴツゴツしたしこりのような湿疹がよくみられ、
掻くことによって皮膚が厚くゴワゴワした状態になったり、かさぶたができたりします。
また、湿疹ができやすい部位にも特徴があり、顔、首回り、わきの下やひじ周り、ももの付け根、ひざ周りなどに多くみられます。
乳幼児期からも見られ、成長するにつれて症状の出やすい場所が変わることでも知られています。

なぜこのような症状が起きるのか、まだはっきりとした原因は解明されていませんが、
皮膚のバリア機能が弱い状態なので、外からの異物(ほこりやダニ)が侵入や、ストレスなどの環境的要因が重なって起こると考えられています。

一般的な治療としてはステロイド薬もしくは免疫抑制剤を塗る、効果がなくひどい状態だとステロイド内服するという方法です。



このアトピー性皮膚炎を東洋医学はどのように考えているのか


アトピー性皮膚炎の原因は過剰な「湿」、「熱」だと考えられています。
この湿・熱が冷やされず・発散されず体表面で停滞していると、かゆみや皮膚の乾燥となっていきます。

なぜこの余分な過剰な「湿」、「熱」ができてしまうのか。

原因は多々ありますが、

暴飲暴食、冷飲食の過剰摂取、消化器が元々弱い人、などで
五臓六腑の「脾」=(消化器)に過度な負担がかかると、体に「湿」=(体に不要な邪気)が発生し溜ります。
この「湿」が皮下に長く停滞することにより、それが「熱」と変化していきます。その「熱」が皮膚面にあることにより痒みがでてきます。

他にも、体の熱を下げる体内の水分不足も原因とされています。
水分不足ならただお水をたくさん飲めば良いというわけではありません。これは五臓六腑でいう「腎」を強化するということです。
「腎」とは津液=(水)を主る。と言われ、体内の各所を潤す、冷やす作用があります。この「腎」が正常に働かなくなり体内の水分不足で熱が発生することもあります。

過剰な「湿」、「熱」以外にも、
東洋医学でいう五臓六腑の「肺」は皮膚と密接な関係があるとされていますので、この「肺」に問題があることがあります。

まだ他の原因はありますが、
このようにかゆみの原因はすべて五臓六腑(体内)の乱れからです。どこがどのように乱れているのかを理解し、それを整えていくことで症状の寛解へとなっていきます。

アトピー性皮膚炎を改善するための治療方法


先ほど述べたように原因は多々あり、人によって原因は違います。
なので、アトピーにはこのツボが効くというのは一切ありません。

アトピーという症状より体内部がどう乱れていてそれをどう整えていくのかが何より重要となっていきます。

そのためにはまず、
アトピーの原因を調べる脈診
体内部がどのように乱れているのか、
脈、腹部、腕を診て細かく観察していきます。

そこから
どこが(五臓六腑)
どのように冒されているのかの情報を得て、
それに合ったツボに鍼治療をしていきます。

刺激が少ない刺さない鍼で整えていく。

アトピーの患者様は皮膚バリアが弱いため刺激には敏感です。余分な鍼は一切せず、体に合わせた体内を整える必要なツボに数カ所だけ鍼をやっていきます。
このように負担も少なく体内を整えていけば原因と考えられる余分な「湿」「熱」も消えていきますし、治す力が自然と高まっていきます。


あとは、再発防止の方法を伝えていきます。

アトピー性皮膚炎の原因である体内部の乱れはなぜ起きるのか。
それはほとんどの場合、生活習慣の乱れです。
特にアトピーの患者様は生活習慣の乱れやストレスで悪化することが多いです。
問診、体の状態からどの生活習慣が病の原因となっているかをお伝えします。食事であったり、季節ごとの過ごし方、睡眠についてアドバイスすることがあります。
そのことに気をつけて頂ければより回復しやすくなります。


アトピー患者様の中には即効性が出る人もいますが、体質改善にはどうしても時間がかかることが多いです。
週1、2を目安に通って頂くことが理想としています。
内部を整えて丈夫な皮膚作りをしていきましょう!



ここからは当院での症例、患者様の声を一部紹介します。
同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。


症例

40代 女性

20年前くらいから軽いアトピーがあり、塗薬で対処していたが、ここ一カ月でとくに痒みがひどくなり、トゲが刺さったような痛みと痒み。痒くて夜も寝れない。特に背中、腹部、脇に痒み。入浴後が特に痒くなる。

他の症状
立ちくらみが毎日ある。目の前が真っ暗になる。
便秘が5年ほど続いている。仕事がある平日は全く便が出ず休みの土、日の2回だけ薬を飲んで便を出している。便意がない。
ずっと体がだるい。首、肩の慢性のこり・重い。腰は寝ている時に痛む。手足の冷え。

<経過>
5日後の2回目、寝ている時の痒みが減り、朝まで寝れるようになる。便秘も解消され、薬を飲まず自然とほぼ毎日出るようになる。 風呂後の痒み、トゲが刺さった痒みと痛みは変わらず。その他の症状も変わらず。
3回目、刺さる痒みは落ち着く。立ちくらみもなくなる。 風呂上がりの痒みは変わらず。
4回目、風呂上がりの痒みも落ち着いてくる、刺さる痒みはなくなる。だが、まだ痒みは全体的にある。
約4カ月で全体の痒みは落ち着く。その他の症状もなくなる。


30代 男性

小学生から関節にアトピーの症状が出始め、ステロイドを塗る治療が始まる。社会人になってからストレスでアトピーがひどくなる。 全身の痒み、特に手足に強く出る。体温が上がり過ぎると痒みがひどくなる。かゆみで3、4回起きてしまう。 皮膚が黒く角質化しており、手の平はかじることでひび割れ、切れている。かじることで粉をボロボロ落ちてくる。

他の症状
お腹が冷えやすい、喉が弱く喉に違和感がある、寒がり

<経過>
鍼後の夜はいつもより痒みが引く。一週間に一度の治療を続け、一カ月後はかゆみで起きることがなくなる。
二か月後は粉が落ちる量が減り、昼間も痒みが落ち着いてくるように感じる。
五か月後、皮膚が黒く角質化していたボコボコ感もなくなってくる。痒みが完全になくなることはなかったが、初めて来院された時より状態は改善。




患者様の声

30代 男性

小学生くらいからアトピーでここ2年くらいは寝るときにかゆみで何回も起きてしまい寝れなくて困っていました。2か月前から鍼治療を受けるようになってから徐々に治っていき今では薬は一切使ってません。
鍼治療を受ける前は、鍼=痛いというイメージを持っていました。実際受けてみたら全然違く全く痛みは感じませんでした。一回目受けた時はいつも眠ってもかゆみで起きてしまうのにあまり起きないで寝れました。その後週一くらいで受けて今10回以上受けましたがかゆみで起きることはなくなりました。
だんだん良くなってきました。
肌自体ももともとあった黒いブツブツも薄くなってきているので満足しています。



20代 男性

一昨年、肘・膝関節、首、わきなどにアトピーみたいな症状が出てきたので、知り合いに頼んで鍼を当ててもらったところ、徐々に治ってきて2か月くらいで完治しました。その後もかゆみが出ず、本当に完治したので鍼を受けてよかったです

スギヤマ鍼灸院

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